日本の肉食について


どうも。三度の飯より飯が好きなアニマルコラムスタッフです。


この間、関西出身と北海道出身の友人と話をしていたところ、肉じゃがのお肉が牛か豚かで大論争になりまして(ぼくはレフリーとして中立を守りましたが)。

そうか、地域ごとに食べる肉にも違いがあるのねと思い、ちょっくらコラムを書いてみようと思った次第です。

これが動物に関するコラムかというと、これまた微妙なところではありますが、まあまあ。

肉食系都道府県はどこだ!?


というわけで、まずは都道府県の食肉購入量ランキングを調べてみました。

牛肉は、1位:和歌山県、2位:奈良県、3位:京都府と、関西が独占。
豚肉は、1位:鹿児島県、2位:神奈川県、3位:北海道という結果に。
ついでなので鶏肉も調べてみましたら、1位:鹿児島県、2位:和歌山県、3位:大分県という結果に。

牛肉の1位が和歌山県というのは少々意外でしたが、「熊野牛」なるブランド牛もあるそうで。鶏肉購入量でもランク入り、しかもイノシシやシカ、クジラも食す文化があるようで、肉食レベルは高いかも。

鹿児島は豚、鶏の二冠を達成。鹿児島で豚と言えば、黒豚ですよね。約400年前に琉球から伝わり、品種改良を加えてきたブタ。特産のサツマイモを飼料に混ぜて与えて飼育しているのが特長なんだとか。

しゃぶしゃぶやとんかつ、豚汁といったオーソドックスな調理法のほかに、奄美地方では「ワンプニ」と呼ばれる骨付きバラ肉(スペアリブ)を塩や醤油で味付けした煮物や、保存食として味噌漬けなどもあり、バリエーションは豊か。

鶏料理でも、奄美では「鶏飯」という名物料理があるそうで、やっぱり奄美は他の地域とは違った文化を持っているのかも。行ってみたい。

意外な強豪県を探そう


個人的に意外だったのが、豚肉2位の神奈川県。

豚肉の購入量が牛肉の2~3倍を占めており、かなりの豚肉文化圏ですねぇ。ひょっとすると、横浜中華街における肉まん、シューマイなんかは有名ですね。ついでに、ちょいと地味ではありますが、厚木の「シロコロ・ホルモン」(豚の腸を焼いて食べるB級グルメ。B級グルメ日本一を決める大会「B-1グランプリ」2008年大会で優勝も飾っている)というのも、神奈川県における名物豚肉料理の一つです。

鹿児島にしても神奈川にしても、県内の各エリアで色々カラーがあるんですな。面白い。

さて。肉食県が全体的に西~南の県が多い中、東北・北海道エリアで唯一のランクインを果たしたのが豚肉3位の北海道。

肉じゃが、カレーは当然豚肉、帯広あたりでは「豚丼」が名物料理だったりもするので、全体的に豚を食する文化圏の様子。牛はいっぱい飼ってそうなのにねぇ。乳牛ばっかりなんだろうか。

あと、北海道と言えば羊(ラム・マトン)ですよね。

特にジンギスカンは北海道民にとってのソウルフードと言っても良いらしく、ぼくの友人も割と大人になるまで、焼き肉=ジンギスカン、韓国風のいわゆる「焼肉」を食べたのは、大学進学のために上京してからだったそうな。

いやー。こうして動物たちの命を頂いて、ぼくたちは生きているんですね。

ありがたい。



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