「動物の殺処分ゼロ」を考える

「殺処分ゼロ」を達成、はいいけれど・・・



いやー。復活しましたね、アンタッチャブル。テレビ番組で10年ぶりにコンビで漫才を披露しました。こんな日が来てほしいとは思っていたけれど、目の当たりにすると本当に感動的でしたね・・・。

・・・あれ?これって動物に関するコラムじゃなかったっけ?と思ったあなた。その通り。「あ、さてはアンタッチャブルのツッコミ、柴田さんが動物大好きだから、そこから話を続けるんだな」と思ったあなた。深読み素晴らしい。でも、残念。この前置きは本題と全く関係ないのです(えっ)。



今回は、動物の殺処分ゼロをめぐってのお話。シリアスかつ深刻なテーマですが、こんないい加減な前置きをしつつ、できるだけポップにお届けしたいと思います。


「ゼロ」は本当に「ゼロ」なのか?


東京都は2019年4月5日、平成30年度に「動物の殺処分ゼロの目標を達成した」と発表しました。その取り組みとして、「動物譲渡促進月間における譲渡PRイベント等の行事開催」や「登録団体を通じた譲渡の促進」などを行ってきた、ということなのですが・・・。

一方で、こんな指摘があるのも事実。

「のらねこらむ」:東京都、動物殺処分ゼロ達成。本当にゼロ?数字の検証とカラクリ
https://noranecolumn.com/tokyozero/

こちらのブログでは「動物福祉などの観点での安楽死処分、引取り収容後に死亡した数は含まれていない」、「産まれたばかりで衰弱してしまった子猫、感染症にかかってしまった子猫を殺処分した数が、東京都のものには含まれていない」と指摘しています。

つまり、イヌ・ネコを全く殺していない、というわけではないということ。


もちろん、殺処分をゼロにするという目標を立てることは素晴らしいですし、完全に殺さないで何とかする、というのも極めて難しい。ただ、どうにか解決したい問題であることも事実なわけです。

ペットを飼うとは、どういうことなのか


また、従来は飼育放棄されたペットや野犬は保健所で殺処分を行っていたわけですが、「殺処分ゼロ」の目標を達成するために、保健所での引き取りをせず、多くの犬や猫が動物愛護団体などに譲渡されるようになったという状況もあるようです。

各自治体の動物愛護センターや、民間の動物愛護団体は、一般家庭への譲渡などの活動を展開しているものの、引き取り手の少なさや、譲渡会を数多く開こうにも人手が足りないといった課題も多く、苦戦している状況もあるようです。

なぜ、これだけ保護を必要とする動物たちが増えてしまうのか。原因はいくつかあります。

例えば、飼育放棄。イヌやネコを飼い始めたものの、飼育しきれなくなってしまうケースもあれば、ペットショップに引き取られなかった「余剰ペット」が溢れているという背景もあるようです。

私たちに喜びや癒しを与えてくれるペットたち。しかし、その裏側には、多くの命が犠牲になったり、厳しい環境での生活を強いられている状況もあるようです。

「殺処分ゼロ」の目標を達成したことはもちろん喜ばしいことですが、その前に、ペットを飼う側の私たちが少しでも意識を変えて、命と向き合うとはどういうことか、ペットを飼うということがどういうことなのかを、真剣に考えるべき時期に来ているのかもしれません。

うーむ。できるだけポップにと思ったのですが、これは真剣に考えざるを得ない課題ですね。

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