アニマルセラピー


この間、たまたまきっかけがあって、大型のペットショップに行ってきました。ぼくが普段行くのは爬虫類専門店とか、熱帯魚だけ扱ってるお店とかなので、久々に足を踏み入れたら・・・いいですね~。ワンちゃんやネコちゃんがそこかしこに寝転がって、もうそれだけで癒される(笑)。

と思って、入院中の友人のところに花子(イグアナ)を連れて行ってやろうと思ったら、全力で拒否されました。なぜでしょう。

ということで、今回は動物によって人が元気になったり、イキイキしたりするための「アニマルセラピー」について調べてみました。


アニマルセラピーって、どんなこと?



そもそも、「アニマルセラピー」とは、どんなものなのでしょう。今回、参考資料にした『知りたい!やってみたい!アニマルセラピー』によると、学術的には動物介在活動(AAA)と動物介在療法(AAT)に分けられるのだそう。

動物介在活動は、レクリエーションを目的として、それを受けた方の生活の質を向上させるのが目的。動物介在治療は、医療関係者と共同で記録を残しながら、治療効果を高めることが目的なんだそうです。

つまり、ぼくが友人のところへイグアナの花子を連れて行こうとしたのは、大きく分けると動物介在活動にあたるんでしょうかね?拒否されましたけど。

さて。アニマルセラピーの活動に向いている動物には、どんなものがあるのか。

大きな動物で言うと、馬。

高齢者向けに、乗馬セラピーなんてのも活発化していくかも、という話もあります。

次はイルカ。

イルカは賢い動物なので、相手の動きに合わせて関わり方を変えてくるのだとか。スゲー。ぼくコミュ障だから、そんなことできない(知らんがな)。自閉症の子どもなどを対象としたセラピーが注目を集めているのだそうです。

動物を飼育することでも効果が得られる可能性があるようで、その場合は鳥類や魚類が適しているとか。管理が簡単だし、観賞用にもなりますしね。

施設などに訪問する場合には、イヌ、ネコやウサギ、モルモットなど。多くの場合はイヌが用いられることが多いらしいのですが、その理由は「その活動自体を楽しめる唯一の動物」だから。他の動物にとっては、ストレスになることも多いようです。

アニマルセラピーの課題



アニマルセラピーにも、課題はあります。例えば、事故をいかに防ぐか。噛んだり、ひっかいたりすることも考えられますし、病院などで実施する場合には特に、ズーノーシス(人獣共通感染症)にも注意が必要になるでしょう。

さらに、「動物にはストレスがかからないの?」という疑問も湧いてきます。アニマルセラピーに参加したイヌのストレスをチェックしてみたところ、深刻ではないものの、多少のストレスがかかっているらしいことが判明しました。

この実験のポイントは、決してイヌを酷使したり、過剰にストレスがかかる状態に置いたものではなかったということ。適切な対応を心掛けた活動であっても、参加したイヌにはストレスがかかっていたというのです。

アニマルセラピーに参加する動物の中でも、最もヒトとの関わりが得意とされるイヌにもこうしたストレスがかかるということは、他の動物も同様ではないかと見られます。ただ、個体差もあるようで、

必ずしも「アニマルセラピーは動物にストレスがかかる!けしからん!」というものでもなさそう

です。

とりあえず、ぼくもイグアナの花子と入院してる友達のお見舞いに行くのは諦めますが、オウムのオーちゃんと一緒に行きたいなと(入院してる他の人に迷惑)。

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