犬の病気 パルボウイルス感染症


この病気は名前の通り感染による罹患が多いです。
パルボウイルスに感染した犬からの吐しゃ物、その他にもウィルスに汚染された衣類や食器などに、犬が接触することだけではなく、感染している犬に触った人の手から移る事もあります。


(症状)
数日間(早いと2日遅いと5日)の潜伏期間後、激しい嘔吐と下痢があります。症状が進み重篤な状態になると、粘りのある出血を伴った粘液状の便になります。まだ抵抗力が弱い子犬や体力の落ちている老犬などは脱水症によって亡くなってしまう事もあります。

この消化器症状を起こすのは、白血球が減少する事が特徴のタイプです。

(治療方法)
実は完全な治療法はありません。症状によっても違いはありますが、基本的には対処療法が主になります。
脱水症によっての症状悪化や最悪な事態を防ぐのに、輸液と栄養分の補給をします。

それと同時に感染している個体を隔離して、二次感染を防ぐ為に抗生物質の投与をします。ワクチンの接種で予防ができるので、接種時期や種類などは動物病院の獣医さんとしっかり話し合い予防を心がけるのが一番です。

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