こんなにスゴイ、架空の動物たち


「そりゃ、想像力が欠如してるよ」と、友人に言われた。

どういう文脈かというと、僕がちょっと好意を寄せている女性に「その洋服、似合いますね」と言ったら、微妙な表情をされたのだが、これはどういうことだとモテ先輩の友人に相談したときのこと。



返ってきた言葉が、冒頭の言葉だったのだ。

彼曰く、

「よほどのイケメンか、向こうが好きな男性でない限り、『洋服が似あう』と言われても女子は嬉しくない。むしろ、『ちょっとキモい』くらいに思われるかもしれんぞ」ということだった。

そうなの?ホメてるのに?なんで?

これはもう、僕にとっては想像力の向こう側の世界だった。どうすりゃいいんだよ。

それはさておき。昔の人の想像力はすごいなあ、と思う。今、僕に与えられている(あるいは培ってきた)想像力で、あれだけ架空の動物を生み出せるだろうか?と思ってしまう。

今回は、昔の人たちの想像力が生み出した、架空の動物たちについて、調べてみました。

キングオブ架空の動物・龍


やっぱ、これでしょ。龍、または竜。

この生物が面白いのは、似たような架空の生物(ドラゴン)が西洋にもいるということ。しかも、十二支に入っているくらいだから、僕は、龍は昔実在していた説を提唱しているんだけど、誰も賛同してくれない。

それは置いといて。まず、中国では水中か地中に棲むとされ、その啼き声で雷雲や嵐を呼ぶ、と言われるらしい。確かに、あんまり晴天の空に龍がいるイメージはないね。日本でも、水の神様とされることが多いらしい。

一方、西洋のドラゴンは水属性ではないらしい。しかも、日本や中国では割と神さまや、神の使いみたいな比較的良いものとして描かれることが多いけれど(ドラ〇ンボールの神龍みたいな)、西洋のドラゴンは王女をさらったり、宝物を守ったりする悪役として登場することが多いらしい(ドラゴ〇クエストみたいな)。

同じような生物なんだけど、東洋と西洋で描かれ方が違う。うーん。面白い。

ある意味、節分の主人公・鬼


続いては鬼である。

当然ながら、女子高生あたりが使う「オニウマ」とか「オニカワイイ」とか「オニやばい」みたいなのとは一線を画している。

鬼。これも不思議な存在ではある。なぜ二足歩行なのか。なぜ角があるのか。そして、大体髪の毛はモジャモジャである。一体どういうことか。しかも「赤」「青」「黒」みたいな色がつく。あまり、肌色の鬼とか、緑の鬼は聞かない。たいてい「赤」「青」「黒」くらいだろう。そして、たいてい金棒を持っている。「鬼に金棒」ということわざもあるくらいだ。

Wikipediaを見ていたら、「鬼=白人説」てのがあるらしい。ほへー。確かに、西洋人は日本人から見れば体格は大きいし、モジャモジャの髪の毛の人も多いし、白人なら赤ら顔に見えることもあれば、白→青っぽく見えてもおかしくはない。となると、黒鬼はもしかしたら黒人系だったのかもしれない、とか、妄想は膨らむ。


鬼は何というか、閻魔大王の手先っぽいイメージがあるけれど、地域によっては神様のように祀られているところもあるらしく、その辺の違いもまた面白い。

ま、ちなみに僕は上司から理不尽な指示を受けるたびに「オニー」と叫んでいますけどね。ええ、もちろん心の中でだけ。

キリン。といっても、首の長い方じゃない


麒麟である。

こう書いても、良い声の人がボケるお笑いコンビを思い浮かべたり、泡の出る麦で作る飲料のメーカーを思い浮かべたりするので要注意だ。

麒麟は、中国の神話に登場する霊獣で、獣類の長に位置づけられているらしい。



体は5メートルほど、牛の尾と馬の蹄を持つ。一本角が多いらしいけれど、二本角、三本角、角なしということもあるらしい。西洋のユニコーン(一角獣)とイコールという見方もあるらしい。確かに似てるっちゃ似てるかね。

明の時代に、アフリカ遠征から帰ってきた人がキリン(首の長い方)を連れて帰ってきて、当時の永楽帝(皇帝ね)が「やっべー、これ、麒麟っしょ、麒麟っしょ」ということで、あの首長の動物がキリンと呼ばれるようになったらしい。正直、そんなに似てないと思うんだけれど。

ちなみに、泡の出る麦で作った飲料を作るメーカーの名前にもなっている麒麟。この名前(というかキャラクター)にまつわるホントかウソか分からない話を聞いたことがある。

キリンビールの創業に関わった発起人の一人は、三菱財閥の岩崎弥之助さん。彼は坂本龍馬と親交が深く、大変尊敬もしていたようです。

そんな彼が新たにビールの会社を作り、そこに「麒麟」という名前を付けた。そして、そのビールのラベルに描かれている麒麟は、頭は竜、胴は馬。くっつけると・・・龍馬なる、と。これ、実は彌太郎さんが龍馬さんへのリスペクトをこっそり表明したんじゃないか・・・ってな話もあるみたいです。


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